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シンプルBCP研究所

BCPコラム

初めてBCP策定に携わったときのお話

2017.09.18更新

今回は、私が初めてBCP策定に携わったときのお話です!

初めてのBCP策定

私が初めてBCP策定に携わったのは、第二種金融商品取引業の登録をされている企業のBCP策定支援でした。

結論から言います。。。
とっても大変でした(笑)

お恥ずかしい話ですが、当時はBCPって何?ってレベルであるにもかかわらず、ご依頼いただいたのです。
(お客様には経験が乏しいこともご理解いただいたうえで、ご依頼いただきました。)

まずはBCPの定義から入りました。
そして中小企業庁の資料を参考にしました。
BCP策定をする場合には、まず主要業務を検討しなければなりません。

今思えば、ご依頼いただいた企業の主要業務は、当然に金融商品取引業と決まっていたので、その点は楽だったのかもしれません。
当時はその有り難みすらもよくわかってませんでしたけど。。。

なんとか最低限度の形を策定して、納品しました。
結果、財務事務所や第二種金融商品取引業協会にも見てもらいましたが特に指摘は受けなかったので、最低水準はクリアしていたのでしょう。

また、そもそもBCPを策定する目的が事業継続というよりは、金融庁の監督指針で求められているから策定したという方が正確だったかもしれません。
だからこそ、なんとか乗り越えられたような気もします。

自社でBCP策定をするメリットとデメリット

BCP策定の経験が無い企業担当者が自社のBCP策定をした場合のメリットとデメリットについて、私の経験をもとにまとめてみます。

メリット

①コンサルタント等の専門家報酬がかかりません。

自社でBCP策定を完結すれば、当然ながらコンサルタント等の専門家報酬は発生しません。
しかしながら、担当者の人件費がかかっていることは忘れてはいけません。
結果的に、コンサルタント等の専門家に相談された方が、費用対効果が良かったという可能性も考えられます。

②BCP策定を通して、担当者が知識経験を習得できます。

私自身そうでしたが、一度策定してみると、それが知識となり経験となります。
BCPは策定して終わりではありません。
机上訓練や演出を通じて適宜改善していく必要があります。

その時に知識経験のある担当者が社内にいると、とても心強いと思います。
また、外部の専門家に改善依頼をする際にも、スムーズにやり取りができるので、スピード感をもって最適なBCPを維持管理することができるでしょう。

③企業内部で完結するので、外部へ情報開示する必要がありません。

情報の流出そのものが事業の継続に大きな影響を与える時代です。
企業内でBCP策定を完結させれば、取引先の情報やビジネスモデル等、機密情報を外部に開示する必要がありません。

しかし、例えば士業にはもともと守秘義務がありますし、業務上、企業の機密を常に取り扱っていますので、情報管理はしっかりしています。
また、システムリスクにも詳しいコンサルタントにBCP策定を依頼すれば、逆に情報管理が強化される可能性もありますので、これらも踏まえてご検討いただければと思います。

デメリット

①完成までに相当な時間がかかります。

想像してみてください。あなたがいきなりBCP策定の担当者になったとしたら、すぐに作れるでしょうか?
難しいと思います。
時間がかかりますし、完成しない可能性もあります。
通常業務の片手間でできるようなものでもありません。
しかも、しっかり作ろうとすればするほど時間がかかりますので、あれもこれもと考えてしまう真面目な社員には向いていないような気もします。

②本当に効果的なBCPは、担当者ではなかなかできません。

せっかく時間をかけて完成したBCPが、体裁だけ整えたようなBCPになっている可能性が高いです。
私が初めて策定したときもそうでした。

なんとか形を作ることが目的となってしまい、本来的な事業の継続という目的を見失ってしまう可能性が高いからです。
この点、社長自らが絶対に事業を止めないという強い意志のもとに策定されれば、事業の継続という最重要目的は見失わずに済むかもしれませんが、社長自らがBCPを策定するのは現実的ではないように思います。

③担当者のストレスが溜まります(笑)

意外と?経営者が気付かないポイントかもしれません。
本来業務でない仕事って、モチベーションが下がるんですよね。
しかもいきなりトップダウンで降ってきた仕事なんて特に。。。

私も当時、BCP策定は本来業務ではなかったので、少しストレスが溜まりました(笑)
ご依頼いただいた以上は完成させなければなりませんからね。
でも、今となっては貴重な経験をさせてもらって今に繋がっているので、感謝しています。

最後に

今回は自身の体験も踏まえて、企業がBCP策定をするときの参考情報になれば良いなと思って書いてみました。
個人的には、効果的なBCP策定を検討されるときは、外部の専門家にもご相談されることをオススメします。